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【理学療法学専攻】卒業生の活躍 from Ecuador vol.11

理学療法学専攻
本学の卒業生で昨年度まで本専攻教員でもあった桂理江子先生が,現在はエクアドルで活躍されています。
桂先生より第11弾メッセージを頂戴しましたので掲載いたします。
第10弾はこちら (こちらから1~9弾も閲覧できます)

?Hola,todos! ?Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?

3月になり、日差しに春の気配を感じられるようになってきましたか。
現在雨季のエクアドルは午後に雨が降る日が多く、ついさっきまで日傘として活用していた傘が今は雨傘として活躍!という日が続いています。
そして雨が降ると寒いです。

先日、3月3、4日は「Carnaval(カルナバル)」というお祭りのため祝日でした。
カルナバル(謝肉祭)はもともと宗教的な成り立ちがあり、キリスト教の復活祭前にある節制期間に先立つお祭りです。
復活祭を迎えるために、飲食を制限するだけでなく、生活全般にわたって慎んだ行動をして心身を清めるという期間があり、カルナバルはその前に「いっぱい食べて、少し羽目を外して遊んでおこう」という意味合いがあるそうです。
そのため、あちこちの都市でパレードがあるだけでなく、水鉄砲や泡スプレーをかけあうことが無礼講?という風習があります。

わたしは今回、Guaranda(グアランダ)というQuito(キト)から車で5時間ほど南西にいった町のパレードを見に行きました。
山間の町のグアランダは坂道が多く、石畳が敷かれた町の中心部も例外ではありません。
パレードの日は、朝から中心部が通行止めとなり、歩道には観覧用の椅子がびっしりと並び、場所取りが行われます。
因みにひと席$2で売られており、個人的にブルーシートを広げる、ということはできません。

パレードは40ほどの団体が各々のテーマのもと、ダンスをしたり、バンド演奏をしたり、山車が出たりとバラエティに富んでいます。
そして参加している人も観覧している人も、老若男女みんなとても楽しんでいるのです。
小学校前のお子さんも、高齢の方も衣装やメイクに工夫を凝らし、音楽に合わせ軽やかに石畳の坂道をステップしながら行進していく。
そして観覧している人も音楽に合わせ体を動かしたり、中にはパレードの列に入り一緒に踊ったりする人の姿もありました。
このような世代を超えて皆で楽しめる祭りが地域に根付いているというのは素晴らしい文化だと感じました。
祭りを通して地域の人々の交流があり、上達の目標もできる。
ここではICFの「参加」項目に、きっとこのカルナバルが入るでしょう。
  


そしてもうひとつ、カルナバルより遡りますが、2月25日にエクアドル国立中央大学と東北文化学園大学の2回目のオンライン交流会を行いました。
学生自身に好きな科目、理学療法士を目指したきっかけなどを話してもらい、質問時間を設けるという内容で進めました。
東北文化の学生は高校時代の部活動がきっかけだと話す方が多かったですが、エクアドルの学生は出身地に理学療法士がいないからと話す学生がおり、理学療法士の置かれている状況の違いも垣間見ることができました。
また解剖学が難しいと話す東北文化の学生に、こちらの学生たちも強く頷いており、それに対しカルロス専攻長が「1にも2にも3にも解剖学ですよ」と両国の学生たちに基礎科目の重要性を説く場面がありました。
3月中は両国とも休暇になるため、4月以降に協力を得ながら継続していきたいと思っています。

?Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!